ボクシダイ行進曲

ボクシダイ行進曲

赤裸々by。

修理にはまった

 

20時14分、僕は埼玉を横断していた。

その時は大分むしゃくしゃしていた。上司からの修理依頼を終えて、よし帰ろうと思った矢先の別の部分が故障。見てみると直したところと隣接していない別の部分の故障で、修理をし終えた瞬間に寿命が来た。

真面目な話めちゃくちゃに運が悪い。

神様であるお客様から「君が来てからこうなった」と遠巻きにお前が悪いと言われたので、心の中で中指を立てながら「すいませーん」と謝りつつ作業。

初めて触る製品だったので電話越しに上司から指示をもらいつつ応援要請、すったもんだの末に上司を召喚することに成功した。

到着時の上司は大分イラついていて、それを見たこちらもイラついた。

バカ上司が来て何とか直り収まったが、少しばかり当たられたので腹が立った。てめーの仕事を代わりにやってやったんだぞ、感謝もないのかボケと思いその場を後にした。

 

一刻でも早く家に帰りたかったので高速を使った。

営業エリア的に使うのはNGだったが知ったことか、料金所の停止バーをぶっ飛ばす勢いで高速に乗った。

フロントガラスにぶつかる雨粒は速度に比例して強くなる。最近気に入った歌詞も曲名も全くわからない曲が左耳から右耳へと抜けていく。

雨が降る夜間の高速はメガネを忘れた乱視にとって恐ろしかった、だって何も見えないんだもの。スターだらけの大運動会のC3なら間違いなく『見エナイ』と言うほどに見にくかった。

時速は常に110km/h、覆面がいたら間違いなくしょく速度。このまま10時間走り続ければ広島の厳島神社あたりまで行けるんじゃないかな。

運転中の手持ち無沙汰と仕事のストレスから吸い出したタバコの煙が行き場をなくし充満している。雨が入らない程度に窓を開けると、濁った白色の紫煙が闇に熔けていった。

僕はその状況になんとなくの満足感を抱き、少しだけ速度を落とした。

 

以上、業界用語でいう修理にはまった後の話。

この話に意味なんてない。愚痴りたかったわけでもタバコを吸ってカッコつけたことを自慢したかったわけでもない。ただなんとなく書きたかった、それだけ。

こんな記事もたまにはいいかなと。

 

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