ボクシダイ行進曲

ボクシダイ行進曲

赤裸々by。

雪なんだし家でゆっくりと

1月も半分が過ぎた、時間に飲み込まれそうだ。

明日は大雪となるでしょう。前日のニュースにて天気予報士が淡々と話していた、与えられた仕事をこなすロボットのように。
問題用紙にペンを走らせ、窓の外を見ると雨が降っていた。冬の雨でましてや夜、冷たいこの上ない。
雨降ってるし明日は積もんないな。そんなプロファイリングをしつつ勉強を進める。一向に頭に入ってこない文字列にうんざり、深夜0時ごろ再度窓の外を見ると雨は雪に変わっていた。

東京、神奈川、千葉、埼玉の関東民からすれば雪は劇的なものだと思う。年に数回降るか悪ければ1度も降らない雪、ドラマや漫画の中でよく見かける。主人公とヒロインがいいムードになると空からしんしんと降りだすシチュエーションに何度身を悶えただろう。
逆に群馬、茨城、栃木の関東民からすれば雪は何の変哲もないものだろう。慣れている、その一言に尽きると思う。都心が雪で混乱したら彼らはきっと高見から笑っているに違いない。
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リビングが騒がしく目覚める。時刻は7時頃、今日は全休のため早起きをする義務はない。まさかなと思いつつカーテンを開くと外は雪国となっていた。
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テレビをつけると画面の端に交通機関や事故などを知らせる防災テロップが鎮座、都心の状況が映像とともに伝えられる。
しばらくして映る新宿の映像、地面が薄く見えるほどの雪が駅の入り口を覆っており、リポーターが必死に現地の状況を克明に伝えている。

このように新宿は大雪となっています。

その些細な言葉に我ら兄妹は「あれで大雪だってよ、笑っちゃうよな」と画面と外を見比べ鼻で笑った。

改めて外を見ると、祖父母と親父が雪が降り注ぐ中で雪かきをしていた。布団の中で丸くなりたかったが、年寄りが働き若い者が働かない罪悪感からスキーウェアーに身を包み、出来る限りの防寒防具で外へ出た。
寒いのは最初だけで体を動かしていると次第に寒さを忘れた。4人でやる雪かきはそれなりに速く、30分もしないうちに庭の大半の雪を除雪出来た。パウダースノーとまではいかないが水分がない雪で助かった。

時間も時間で通学や通勤時間。電車が動かない、遅延している、乗車率120%、座りたい、動けない、バスが来ない、バス停が長蛇の列、事故多発、靴ぐっちゃぐちゃ、東上線停電、東上線倒木、越生線終わった、自主休講、休講のメールはまだか、家から出たくない、帰りたい。などがTwitterのTLで綴られていた。普段呟かない人が呟いてる時点で今日は異常な日だなと思った。

雪かきをしていると目の前の坂で車が立ち往生し、10台ほどの長い列が出来上がったっていた。こんな光景は始めてだ。救出作業はむなしく撃沈、諦めたその時に車は動き出した。運転手は冷や汗が止まらなかったに違いない。どの人も無事に目的地までたどり着け、と心で念じながらかまくら作りに没頭していると遠くの方からサイレンが聞こえた。
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ほぼすべての除雪を終え親父から帰還命令が下された、後半はかまくら作製しかしていない。これも除雪だと自分に言い聞かせた。
全休でこの上ない勝利を勝ち取った雪降る月曜日。音信不通な会社や学校に不満を抱きつつも通学、通勤する我ら日本人は時代に社会に洗脳された人種なんだなと思った。もっとのんびりと生きようよ。

雪から雨へと変わった空模様、突きつけられた現実から目を背けるべく昼寝をすると夢と現実が交差した。

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電車が止まった時のロンドン地下鉄案内板。
「今日は電車止まって誰もどこも行けねーから。家帰ってパンにジャムでもつけて食ってろ。以上。」
日本との違い。

雪かきをしながら頭に浮かんだ曲。
EXILE/I Believe
EXILE/Heavenly White
放課後ティータイム/冬の日